インドアで振り返る

バラ沼は底なし沼

ぬ_沼

バラ沼にズブズブにはまっている。

植物が育つと、こんなに幸せだとは。
花が咲いた時は、特に幸せ。

幸せなら、それでいいじゃないか、と思うだろうが、
バラ沼にはまると、お金と時間と体力をバラに奪われていくんである。

1日中バラのことを心のどこかで考えている。

1. バラ沼 その1: お金がかかる

バラは、苗自体は安い。
新苗だったら2千円以下で購入できるものも多い。
実際、私は黄モッコウバラと宇部小町を千円以下で購入した。

鉢も、デザインにこだわらなければ、1鉢100円以下で購入できる。
ある程度デザインを選んだとしても、プラスチック鉢なら、3千円あれば購入できる。

庭に地植えするなら、鉢すらいらない。

…しかし、それ以外の資材にかなりお金がかかるんである。

列挙していく。

(1) アーチ、フェンス、バーゴラ、フラワーガード
つるバラを購入した場合、つるを這わせる構造物が必要になる。

バラのトンネルをつくりたい人はアーチ、
壁一面をバラで埋め尽くしたい人はフェンス、
天井がバラの空間をつくりたい人はパーゴラである。

値段はピンキリではあるものの、ある程度つくりがしっかりしたものは数万円すると思って間違いない。
10万円を超えるものもよく見かける。

「じゃあ、構造物が不要な木立性バラを買えばいい」と思ったら、甘い。

木立性のバラなら構造物が不要だと思いきや、
細い枝に大輪の花を咲かせるような品種の場合、
その細い枝をささえるフラワーガードなるものが必要なんである。

フラワーガードに感しては、数千円で購入できる。

ただ、バラ沼に足を踏み入れている人は、バラの株数が100以上あったりするので、
数千円とはいえ、トータルではそれなりの出費となる。

(2) 良質な土
バラに限った話ではないが、植物の生育に良質な土は不可欠である。

というか、質の悪い土にバラを植えてしまった場合、その後、どんなに世話をしようとも、バラが順調に生育することはない。
良質な土、太陽の光、水の3つは絶対に必要なんである。

そうなると、バラの根が触れるであろう部分だけは、良質な土を購入せざるおえない。
鉢やアーチがどんなにダサかろうがバラは元気に育つが、土が粗悪だったら一貫の終わりなんである。

私は『やまもと土づくり研究所』というところで土を購入している。
価格設定は良心的であるものの、量が必要ということもあり、それなりの出費になる。

(3) 薬剤散布用の噴霧器、農薬散布時のマスク・ゴーグル・手袋、農薬

「最近は病気に強い品種が増えてきているから、薬剤散布は不要では?」と思う方もいるでしょうが、病気に強いバラにも虫がつくので、殺虫剤をまく必要はどうしても出てくる。

殺菌殺虫剤を散布する場合、バラの数が多い家ではスプレータイプの小さな薬剤ではとてもではないが足りないので、噴霧器で薬剤散布することになる。噴霧器が数千円する。

そして、化学農薬を散布するというのは、要は毒をまくということなので、完全防備で薬剤散布をしないと散布する側が身体を壊す。農薬散布用マスク、ゴーグル、手袋を購入すると、そんなに高級なものを選ばなかったとしても、数千円はかかる。

「私は無農薬栽培なので、農薬関連の資材は不要」と思う方もいるだろうが、無農薬でバラ栽培する方はする方で、ニームオイルやらニームケーキやら木酢液やらえひめAI…でそれはそれでお金がかかる。

続きは後で

にほんブログ村 花・園芸ブログ バラ園芸へ
にほんブログ村