001_読書

『うつ病で20代全部詰んでいたボクが回復するまでにやったこと』(デラさん)が染みる!

は_蓮の花3_追悼


今、『うつ病で20代全部詰んでいたボクが回復するまでにやったこと』という本を読んでいる最中なんですが、すごく心に染みます。

私は、心療内科でうつ病と診断されているわけでもないのですが、大学を卒業し、働き始めてからはずっと、

  • 疲労がたまると、目が回ってしまう(五苓散で改善)
  • 日常的に、胃痛や吐き気や腹痛で、地味に辛い
  • 月曜の朝は、暗い気持ちになることが多い
  • 仕事中に、胃痛と動悸で気持ち悪くなってしまい、30分~1時間休むことがある
  • 仕事中は食事が美味しくない(仕事後の夜ご飯は美味しい)

と、アップダウンはありつつも、エネルギーレベルが落ちた状態が続いています。この状態が、定年退職するまで、続くのかもしれません。

※ 一度だけ例外があります。それは、IT企業の派遣社員として、決まった仕事だけを定時までやっていた時期です。この時期は、元気いっぱいでした。一方で、「このままでいいのかな。」と不安もありました。

そういう状態だからか、著者のデラさんがうつ病でエネルギーレベルが落ちた時に、考え方を変えたり、少しずつ行動を変えたりした体験が、すごく心に染みました。

共感の嵐です。

まだ読み終わっていませんが、心に染みる言葉がたくさんあるので、書き留めていきます。

ヒーローを目指さなくていい。サブキャラだっていいじゃないですか。ヒーローの陰に隠れて目立たない村人Aも、舞台の端っこのほうで案外楽しくやっていますよ。

ユニコーン
ユニコーン
村人Aでいいんだ!ホッとする
ペガサス
ペガサス
ごくごく平凡な人間として生きたって、別にいいんだよね

文字にしてみたら、当たり前のことかもしれません。

でも、「ごくごく平凡な人生でいいんですよ。舞台の配役でいったら、誰の目にも止まらないような村人Aのようなサブキャラとして生きたっていいんですよ。」と言ってもらえたら、なんだか、すごく気持ちが楽になりました。

今の自分でいいんだな、と自己肯定できました。

自然体で生きるコツは、「自分を操作しない」こと。

というフレーズも、心に響きました。

自分の感情をすぐに押し殺したり、無視する癖がついているんですよね。

例えば、「もう、疲れた。仕事をやりたくない。」と感じても、そのあとに、「馬鹿なことを考えていないで、さっさ仕事やらなきゃ」と打ち消してしてしまいます。

「疲れた」とか「仕事をしたくない」と感じること自体は、善でも悪でもないのに、自分の中にある「社会人とはこうあるべき」という姿に縛られて、心で感じたことまで打ち消してしまうんですよね。

そういう日々を積み重ねた結果、自分の感情がわからなくなっている節があります。

だから、胃腸症状や動悸に悩まされるんだろうなあ。

メンタルの”痛み”は、他人から指摘されて気づけるものではなく、自分にしかわからないものです。だからこそ、自分の身体の異常センサーを察知する能力、つまり「心の声を聞くスキル」が大事なのです。

はい、このスキルにかけていると思います。

いつも心の声を無視していたら、次第にわからなくなってしまいました。

平気な振りをしているけれど、無理している、ということは多いです。

もう無理です、助けてください、とアラートをあげるのが大事なんだろうなあ。

でも、それがなかなかできません。

アラートをあげても、「そのくらいのこと、自分で何とかしろ」と返事が来るような気がして、怖くて…。

一日中、自分を否定するような言葉を、脳内で、自分の投げかけてしまいます。

この癖をやめたらいいんだよなあ。

それにしても、この本が売れるということは、メンタルの不調で悩んでいる人がそれだけ多いということなんだろうなあ。

デラさんはツイッターもやっています。

他にも、うつ病やメンタルの不調から回復した人の本で、面白かったものがある。

『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした』(なおにゃん)。

傷つきやすいなおにゃんが、自分の体験を、イラストを交えて描いている。

なおにゃんと同じ体験をしているわけではないけど、傷ついた経験はあるから、共感できることが多かったなあ。

Twitterで180万いいね! なおにゃんの自伝的イラストエッセイ

小さなことが気になって傷つく。生きづらいし、コミュニケーションがうまくはかれない。
そんな人が、それでもいいんだ、それが自分なんだ、と思えるHSP著者による自伝的イラストエッセイ。

Twitterでかわいらしい低空飛行ウサギのイラストと、リアルな心情をエピソードがわかる言葉で綴っているなおにゃんさん。子供のころから、自己肯定感低めで、いろいろなことが気になって辛かったそう。
そんな彼女の辛かった体験を、彼女はどう思ってどう乗り切ってきたのか(または辛い思い出のままのことも)を素直な言葉で綴られています。
HSP気質までいかずとも、人付き合いが苦手だったり、自己肯定感低めな人の誰しもが、心当たりあるエピソードがいっぱい。私だけじゃないんだ、と心が救われる本です。

文章はこちらから引用しました。


なおにゃんもツイッターをやっています。

共感できるなあ。

この社会で働く、というのが辛いなあと感じることがあります。

働かなければ、生きられないというのに。

働くことに生きがいを見出している人を見ると、輝いて見えます。

私は、生活費を稼ぐためだけに働いています。

「生活費を稼ぐためだけに働く」という姿勢が悪いわけではないと、頭ではわかっているけど、どうしても引け目を感じてしまう。

ただ生きているだけでも、自分で自分をほめるようにしよう。

今日生き延びたことが偉いぞ、と。

割り切るのって、大事だよなあ。