イネス成長記録(木立性の濃いピンクの薔薇)
バラ『イネス』とは
イネスとは?
イネスというのは、私が家のバラに勝手につけた名前です。
イネスは、もともとは花屋で買った切り花です。
なんという種類のバラなのかは知りません。
私は、種類のわかるバラは、種類の名前(ピエール・ド・ロンサール、リオサンバ、ジャストジョイなど)で呼んでいます。
しかし、種類のわからないこのバラをなんと呼んでいいものか。
バラはフランスやドイツやイギリスで作られた品種が多いので、フランス風の名前をつけようと思い、イネスに命名しました。
イネスは、鉢植え時代に枯れかけたことがありました。
イネスは成長して根が張っていたので、鉢が窮屈になって枯れかけたのだと私は推測しています。
家族は「もう、このバラは駄目だね。ほぼ枯れている」と言っていましたが、私にはまだ生きているように見えました。
私が庭にイネスを引っ越しさせたところ、イネスはぐんぐん成長し、花をたくさんつけています。
現在イネスは葉っぱも茎も元気で、ちょっとくらい虫に食われても、だからどうしたとばかりに葉を広げています。
病気にもほとんどなりません。
逆境を乗り越えて、復活した生き物というのは、強いんだなあ。
2021年6月16日 2番花のつぼみがついています

イネスが二番花を咲かせました。
きれいだなあ。
うっとりします。

これはイネスの株の全体の写真。
もともと切り花からの挿し木だった、というのが信じられなくらい元気です。
2021年6月18日 二番花を部屋に飾りました

梅雨入りしたのが信じがたいほどの晴天です。
庭の地面が乾燥でひび割れています。
イネスのベイサルシュートの花を切り、部屋に飾りました。
バラのベイサルシュート(バラの株元から勢いよく出てくる新芽のこと)につく花は咲かせない方がいい、とよく聞きます。
けれど、イネスがベイサルシュートにたくさん蕾をつけているので、私はつぼみを全部とってしまうとイネスのやる気を挫くような気がして、いくつかは咲かせています。
光の加減でアンティーク調の色合いに見えますが、実際のイネスは鮮やかなピンク色です。
香りはありません。
そういう性質なんだと思います。